大正13年の開業以来かれこれ約90年の歴史をもつ「甲陽線」。
全長2.2km足らずの単線ながら住民の足として重宝されています。
そしてこの甲陽線に沿って設置されているのが「枕木の柵」。
果たしていつからあるのかは知りませんが私の記憶では初めから
ずっとこれでした。
最近、工事が入っていて徐々に金網フェンスに交換されています。
こんな感じに変わりました。
整然としてすっきりしましたが、何だか一つの時代が終わりを遂げた
ような一抹の寂しさがあります。
そういえば昔、校舎から見える甲陽線の車両が新しいものに入れ
替わったのを発見して、「おーっ!」と感動したのを思い出しました。
ちなみに現在甲陽線で使われている車両は阪急6000系車両です。
古めかしさはありませんが、それでも30年程前に製造された車両です。
全てではありませんが、甲陽線は「車両」が現役生活を締めくくる
「最後の舞台」といった一面もあるように思います。
神戸線などの大舞台で「特急」として猛烈に働いた後はこの甲陽線で
「短い距離をのんびり・・」といった趣でしょうか!
それでも夙川駅に特急が停まるようになり、甲陽線も今では約10分
に1本のピストン運行。以前のように「のんびり・・」ではないですね。