去る2月8日、尼崎のアルカイックホールにて宅建協会4支部合同の
「東部地区研修会」が開催されました。
午後1時~4時までの3時間余りに4課目の講義、主たる課目は以下の
2課目でした。
・「中古住宅の流通促進化にむけて」
〈講師:「首都圏既存住宅流通推進協議会代表 西生建氏」〉
・「アメリカにおける不動産業及び不動産業界の将来ビジョンについて」
〈講師:「㈱ハウスドゥ代表取締役 安藤正弘氏」〉
参加者数は500名を超え、いずれも業界の将来像を見据える上で大変
興味深い内容でしたので、参加者も真剣な眼差しで聴講されていました。
今回の講義におけるキーワードは、ずばり「インスペクション」でした。
インスペクションとは「調査」「検査」を表す英単語ですが、今後「中古住宅」
を売買する上で、物件を専門家によって精査し、物件の状況や状態をより
詳らかにして購入者に情報開示していくことが流通における購入者の
リスク軽減、ひいては流通の促進化につながるという大きな「流れ」です。
中古住宅の場合、基本的に現状有姿で売買される為に、どうしても当たり
外れが生じますが、この「詳らかにする」ということが業界への信頼を高める
重要な要素でもあると感じました。
「アメリカにおける不動産業」の講義でもこの「インスペクション」のフレーズ
が度々出ました。この「インスペクション」、やはりアメリカでは既に定着
しているようです。
当日、私は会場からでなく舞台袖から聴講しておりました。
司会進行をしていたからです。
いや、さすが大ホール、なかなかの緊張感でした。
それにしても「舞台裏」が体育館みたいに広くてびっくりしました。
楽屋、舞台裏、舞台袖の構造や導線、これもなかなか興味深く、
色々探検させてもらいました。聴講された皆様、お疲れさまでした!