先日少々遠出をしてきました。
と言っても電車で1時間ほど揺られて到着したのは「姫路」です。
写真真ん中奥に見えるのが平成の大修理を終えた「姫路城」です。
白鷺上の愛称でも親しまれていますが、日本で初めての世界文化遺産と
なったとても由緒あるお城です。
といっても今回の目的は観光ではなく、こちらでした。
業界の大先輩が長年の功績を認められて黄綬褒章を受章された
お祝いの会に伺ったのでした。
全宅連の伊藤会長もはるばる東京からお越しになっていました。
N先輩、誠におめでとうございます。
会場は「ホテル日航姫路」でしたが食事もとても洗練されていました。
褒章には紅綬、緑綬、黄綬、紫綬、藍綬(らんじゅ)、紺綬と6種類
あります。内閣府のホームページによると、
危難を顧みず人命救助に尽力した場合等に贈られるのが「紅綬褒章」、
ボランティアなどに顕著な実績を挙げた方に贈られるのが「緑綬褒章」、
農工商等の業務に精励され他の模範となる事績を持つ方に「黄綬褒章」、
科学技術、芸術、スポーツ、学術に優れた業績を持つ方に「紫綬褒章」、
産業振興や社会福祉の増進、国や公共団体の依頼に基づく公共の事務に
尽力された方に「藍綬褒章」、公益の為に一定の私財を寄付された方に
「紺綬褒章」が授与されるようです。
わが家にも褒章があります。これが実物です。
亡父が21年前に天皇陛下より授与された藍綬褒章です。
当時の村山総理大臣の記名があります。両親が皇居で天皇陛下に拝謁した
ことを喜ばしく話していたことを思い出します。
眺めてみると、あれ、しばらく見ない間にメダルが黒く錆びてる?!
少々焦って調べてみたところ、メダルの部分は銀で経年による硫化により
黒ずんでいるだけで、磨けば綺麗に光るようです。
私にはその重みがよく分かっていませんが、眺めると亡父を思い出して、
思わず襟を正してしまうのはこの先も変わらないのでしょう。